宝石の硬度とは
こんにちは山重商事(株)代表取締役 山重恒夫です。
今日は宝石の硬度について紹介させていただきます。
宝石の性質を知る手がかりとしてよく知られている一つに
宝石の硬度というものがあります。
石の硬さを示す硬度は、宝石の重要な性質の一つです。
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石がどのくらい引っかき傷に耐え得るかで測定され、
1から10に分けたモースの硬度計で分類され、
硬い宝石は評価が高くなります。
●ヌープ硬度
硬さの順番を表すモース硬度に対して、
実質的な硬さを数値で示したのがヌープ硬度です。
アメリカのヌープ博士が考案したもので、ダイヤモンドの先端で、
結晶の表面に傷をつけた時の圧痕で硬度を測定した表です。
モース硬度に比べてより科学的なので、
工業用材料や加工技術面では、
ヌープ硬度が用いられます。
上の表の数字はモース硬度です。ダイヤモンド
(モース硬度10)が硬度がとびぬけて高いことが証明されています。
●硬度とじん性
衝撃などに対する抵抗力、ねばり強さを「じん性)といいますが、
「じん性)といいますが、
これは傷のつき易さや摩擦の程度を
決定する硬度には一致しません。
●へき開
結晶において、一定方向に平滑に割れることをへき開と言います。
たとえ硬度が高くても強い打撃により
割れることがあるのはこのためです。
(例:ダイヤモンドやトパーズなど)
したがって硬度の高い石が高価な石になりますね。
この様に石には硬度の違いがたくさんあると
いうことがおわかりだと思います。
一口に石といってもダイヤモンドを始めいろいろ多くの
原石が地球の長い年月をかけて形成されていきました。
あるものは宝飾用に、あるものは工業用に
使用されるようになり、今では多くの人々の役に立っております。
これからも私たちはこの地球からの贈り物、資源を大いに活用
したいですね。