時代で移り変わる質草
広島県呉市 山重質店 取締役会長 山重恒夫です。
質屋は約700年前の鎌倉時代から
始まった長い歴史がございます。
質屋が最も栄えたのは江戸時代で
日本の国民約300人あたり一軒の質屋が
今では考えられない程軒を並べて
いたそうです。
江戸時代には質屋を利用するのは
武士をはじめ一般庶民や農民など
様々な階層の方が利用して頂き
お金に困った武士達が刀を質草に
預け一般庶民の方々は着物をはじめ
反物や掛け軸や火鉢など様々な当時
愛用されていた物を生活の資金の為
持ち込んでいたそうです。
時代が昭和の時代になりますと
戦後はまだ着物などの呉服が主な
質草でしたが背広や電化製品、時計や
貴金属などが新たに質草となりました。
やがて平成の時代になりますと
着物など呉服に代わってブランド品が
多く持ち込まれる様になり貴金属、
ブランド品、ブランド時計などが
主な質草となりました。
質草とはお金の貸付をする際に
質屋に預ける必要がある品物で
これを担保と呼んでおります。
質草も時代を反映して変化して
きております。
広島県呉市の山重質店本店では
令和の現在においても平成と同様な物で
質預かりを受け付けておりますので
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