質屋さんも勉強は大切です
皆さん、こんにちは 山重商事(株)代表取締役 山重恒夫です。
質屋さんがブログを書く事自体珍しいのでは ?
しかも貴金属やブランド品
中心の買い取りを主体にした大手チェーンのショップ店員のブログ
ではなく、昔ながらの小さな質屋の店主がブログを書く事は珍しい
と思われる方が多いと思います。
今までの質屋のイメージと言うと、
格子の中でジロっと客を睨み付け、
無口の上に仏頂面で「こんなもん質に取れないね」
と言ってのけるヘンクツじじい
のイメージしかないと思います。
実際、私が36年前に家業に従事した時は、質屋に対して
自分自身もいいイメージを持っていませんでした。
ただ、そういう質屋のオヤジの考えが古いのかというと?
実際にこの業界に入って仕事をしてみると、
そうでもないのです。
昔は質草の半分は着物や背広、毛皮コートなどの衣装と
宝石・貴金属で、残りの半分は家電製品、
時計、カメラなど
当時の最先端の機械を扱っていたのですね。
そうした品物は流行も激しく、また家庭用のビデオカメラが普及し
始めた頃でしたから、毎月値落ちする新型機種の相場を覚えるのが
大変だったのです。 それに加えて毛皮の流行も毛足の長い
フォックスから毛を摘んだミンクに代わり、バブル景気の到来
とともにセーブルも普及し始めました。
今では、ルイヴィトンやシャネルなど
ブランドバッグも質草に入ってくるので、
流行に敏感じゃないととても質屋はやって
いけない状況になってきました。
この様に、ますます質草の種類が増え、
私達も常日頃から勉強を怠らず、
お客様にいつでも対応できる様に
しておかなければならないと思っています。
この様に、質屋さんも勉強は大切ですね。