質屋はいつも信用のある商売です。
広島県呉市 山重質店 取締役会長 山重恒夫です。
鎌倉時代から700年も続いている伝統のある商売
というものは数少ないのではないでしょうか。
長く続く商売というのは沢山の方々に末永く御利用して
頂き、長年にわたって実績を積み重ね、それが社会的信用に
繋がってくるのです。
その数ある伝統の業種の1つに質屋さんがあると思います。
ところで質屋という商売は銀行がまだこの世に存在していない
時代には質屋さんはお客様から質草と呼ばれる担保を預かり、
資金を貸し付けるといった業務を行っていました。
5千円札で有名な樋口一葉も質屋を頻繁に利用された様ですから
一般庶民にとっても身近な存在になり、資金の調達に利用される
方も増加して同時に質屋の軒数も江戸時代に増加してきました。
この様に一般庶民にも質屋という商売が幅広く受け入れられてきたと思います。
伝統のあるこの商売は長年の信用に基づいたものだと思います。
この信用こそ質屋さんの貴重な財産ではないでしょうか?