昔の質草から現在の質草まで
広島県呉市 山重質店 代表取締役 山重恒夫です。
本日は昔と現在の質草の商品の変化について
述べてみようと思います。
質屋は何と申しましても700年という長い歴史が存在します。
そんな長い歴史がある質屋さんの扱う質草というのも時代に合わせて
変化してきました。 当時700年前というと武士の世の中、
資金に困った武士達が刀を質草にして
資金を借りたのではないでしょうか。
それからは庶民の利用も一般的になり、質屋さんに持ち込まれる
質草も刀や当時一般的に愛用されていた着物など呉服類や掛軸など、
当時の商品が質屋さんに持ち込まれ、長い時代、これらの
商品が質草として庶民の生活を支えてきました。
更に時は流れ、先の第二次大戦後、質屋さんの軒数も増え
質草も呉服類を初め、背広や電化製品などが新たに
加わり、日本の高度経済成長期には質屋を利用
されるお客様も増大し、それにつれて持ち込まれる
質草の数量も必然的に増えていきました。
現在では、貴金属やブランド製品などが主な
質草となり、国民の生活を支えています。
時代に合わせて質草も変化しています。
私達も常に新しい質草に対する商品知識を
高めることが必要になります。
さて、私達のお役に立てる質草としてどの
様な商品が今度は登場するのでしょうか?