手放す前に読んどくブログ

宝石の硬度とは 

 

こんにちは山重商事(株)代表取締役 山重恒夫です。

今日は宝石の硬度について紹介させていただきます。

宝石の性質を知る手がかりとしてよく知られている一つに

宝石の硬度というものがあります。

石の硬さを示す硬度は、宝石の重要な性質の一つです。

モース硬度 宝石名 性質
10 ダイヤモンド

物質の中で最も硬い存在

9 ルビー、サファイア ダイヤ以外の宝石には傷をつけることができる
8.5 キャッツアイ
アレキサンドライト
 
8 トパーズ、スピネル やすりで傷がつかない
7.5 エメラルド、ガーネット
アクアマリン
 
7 水晶、トルマリン、翡翠 やすりでわずかに傷がつく
6.5 ペリドット、ヘマタイト  
6 トルコ石、ラピスラズリ やすりで傷がつく
窓ガラスよりやや硬い
5.5 オパール  
5 黒曜石、憐灰石 窓ガラスとほぼ同じ硬さ
4 マラカイト、蛍石 ナイフでわずかに傷がつく
3.5 さんご、真珠  
3 大理石、方解石 ナイフで傷がつく
2 石膏、海泡石 爪でもわずかに傷がつく
1 滑石 爪でも簡単に傷がつく

 

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石がどのくらい引っかき傷に耐え得るかで測定され、

1から10に分けたモースの硬度計で分類され、

硬い宝石は評価が高くなります。

 

●ヌープ硬度

硬さの順番を表すモース硬度に対して、

実質的な硬さを数値で示したのがヌープ硬度です。

 

アメリカのヌープ博士が考案したもので、ダイヤモンドの先端で、

結晶の表面に傷をつけた時の圧痕で硬度を測定した表です。


モース硬度に比べてより科学的なので

工業用材料や加工技術面では、

ヌープ硬度が用いられます。

上の表の数字はモース硬度です。ダイヤモンド  

(モース硬度10)が硬度がとびぬけて高いことが証明されています。

 

●硬度とじん性

衝撃などに対する抵抗力、ねばり強さを「じん性)といいますが、

「じん性)といいますが、

これは傷のつき易さや摩擦の程度を

決定する硬度には一致しません。

 

●へき開

結晶において、一定方向に平滑に割れることをへき開と言います。

たとえ硬度が高くても強い打撃により

割れることがあるのはこのためです。

(例:ダイヤモンドやトパーズなど)

したがって硬度の高い石が高価な石になりますね。

この様に石には硬度の違いがたくさんあると

いうことがおわかりだと思います。

 

一口に石といってもダイヤモンドを始めいろいろ多くの

原石が地球の長い年月をかけて形成されていきました。

あるものは宝飾用に、あるものは工業用に

使用されるようになり、今では多くの人々の役に立っております。

 

これからも私たちはこの地球からの贈り物、資源を大いに活用

したいですね。

 

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