手放す前に読んどくブログ

ダイヤモンドのクラリティ(透明度)とは

   2017/04/18

広島県呉市 山重質店 代表取締役 山重恒夫です。

 

今日はダイヤモンドのクラリティ(透明度)について述べて

みましょう。

 

ダイヤモンドの原石は地中から採掘されることは

以前申し上げました。

 

ダイヤモンドはあくまで原石の状態で採掘されることです。

そしてダイヤの原石の中でも宝石用ダイヤモンドができるのは

僅か10から20パーセントという非常に低い確率だということです。

 

一見、宝石用ダイヤモンドはどれも同じ様に見えますが

ルーペ(虫眼鏡)でダイヤモンドを拡大してよく見ると

ダイヤ石の殆どは不純物である内包物(インクルージョン)が存在いたします。

 

こちらの図をご覧ください。↓↓

clarityu_table

 

何故、ダイヤモンドにはこの様な不純物である

内包物が存在するのでしょうか?

 

それは地球内部で非常に長い年月をかけてゆっくりと形成された

もので決して人の手で製造する事ができないもので

この内包物とは他の鉱物などが地球内部の圧力や

強烈な熱などによってダイヤ内部に含まれてしまった

ものです。

 

ダイヤモンドは上の図の様に最もグレードの高い

フローレスクラスからI3クラスのグレードまで

11のランクのグレードに分別できます。

 

まずフローレスやIF(アイエフ)クラスになれば内包物を

熟練した鑑定士でも確認することができません。

そしてこれらのクラスのダイヤモンドは一般的な

市場では殆ど流通することがない

極めて希少価値の高いグレードです。

 

またグレードが下がってVVSクラスでは

肉眼ではもちろん、10倍のルーぺでも

内包物を確認することが非常に困難です。

 

VSクラスになればVVSクラスより

内包物が多くなりますが肉眼では

もちろんルーペでも確認することが困難です。

 

SIクラスではルーペでは確認することができますが

肉眼では確認することが困難です。

 

Iクラスとなれは内包物も非常に目立つようになり

一般の方でも容易に肉眼でも確認することができます。

clarity1

 

一般的には内包物はキズとも呼ばれていますが、

割れ目裂け目が存在する場合は

クラックと呼んでいます。

ダイヤ内の黒い内包物の場合はカーボンと

それぞれ呼んでいます。

 

また、不純物である内包物が目立つと

ダイヤの輝きや透明度も半減して

ダイヤ自体の魅力も半減します。

 

逆にいえば最上級グレードのフローレスや

アイエフクラスは不純物も全くといってよい程

存在しない状態でダイヤモンドの魅力を最大限に発揮している

ということがわかります。

 

広島県呉市の山重質店は皆様の貴重なダイヤモンドを

しっかりと細部まで分析して質預かりや買取をさせていただいて

おりますのでどうぞ皆様、御安心されて来店下さい。

 

 

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